1/7 San Diego office& Del Mar beach & Fashion Valley Mall
今日は授業を終えた後に私が勤める会社のグループ会社に行こうと考えていた。
正確に言うと、12/30の日記に「私の友人が建設に携わったという“One America Plaza”というビル」と書いたが、これに関わった人が私の勤める会社のグループ会社に在籍していて(アメリカ人の人)、私は友人からサンディエゴに行く前にメールで紹介を受け、会う予定をしていた。友人もその人のために大そうなお土産を持たせてくれていた… しかし、やはり外国文化なのだろうか、渡米後のメールのやりとりでは「年末は家族と過ごすから、年明けにしよう!」との事。年明けにやり取りをするが、なかなか返信も遅い。。。 私の脳裏には「やばいこのままだと、大そうなお土産をまたバックに持ち帰る羽目になりかねない」という感覚が頭によぎった。そこで、サンディエゴ在住の友人に車を出してもらい、ナビを使い突撃訪問し、もし不在でもお土産だけはおいて来ようとしたのだ。
いざ、行ってみると受付の人に片言の英語で「・・・from Japan」と伝え、名刺を出すと驚きながらもオフィスに通してくれてとても親切な対応。しかも、会いたい本人も在籍中で会うことも出来た。相手もかなり驚きながら「Sorry Sorry」と連発。年明けに一つのプロジェクトで大変忙しかったらしい・・・ その後は、景気の事、最近のトレンド等を話したがやっぱりアメリカも良くない。。。しかし、明らかに日本との違いを感じたのは、日本人程悲観していないように感じられた事だった。
サンディエゴの気候のせいなのか、アメリカという文化なのか、これは見習うべきところだと実感した。あとは日本よりも一人当たりの使えるスペース(机の広さ)も明らかに日本よりも大きく、羨ましく感じた。
その後は、私がサンディエゴで一番行ってみたいと思っていたDel Mar beachに行き、のんびり海を眺めた。
今回の旅行でここが一番気に入った所で一番落ち着く。都会では無いが、なんとなく洒落た店もあり、どことなく日本の海辺にも少し似たような感じがした。しかも海が近い!ラホヤの海も好きなのだが、やっぱり遠目で見降ろしているような感じがして、少し遠く感じたが、ここは近い。砂浜ではおじいちゃんと子供が遊んでいるかと思えば沖ではサーフィンしている人も数人いる。景色を見ているだけで完全にリラックスできる。ずーっとボーっとしていられる。こんな所を自分も求めていたように思い、何もせずに存分に時間が経過するのを楽しめた。
おそらく海が好きな人、サーフィンをしている人などは、ここを気に入るのではないかと思う。
その後は、場を移してFashion Valley Mallという大きなショッピングセンターに向かった。アウトレットでも無いが、やはり今までの他の店同様に安い。
クリアランスの商品などはTシャツなで$10ちょっとでかなり買えるものが豊富にある。しかも、店の種類も豊富で飽きない。
この頃になると、本当に日本で買い物をする事がつくづくバカらしく思えてしょうがなかった。同じような商品なのに50%引きなど当たり前のようにあり、すごいものは80%引きなどがザラにある。
服飾、食べ物、全て日本より安く感じたため、日本って贅沢なんだなぁ~と思うと同時に、やっぱりまだ日本って裕福なのかな?と感じていた。
自分の中では、今までの自分の金銭感覚を戒めると共に日本に帰ってからは節約しよう!と心に誓った時であった。
1/8 最終日
とうとう最終日。いつも通り授業に行くが、先生がやたら話しかけてくる。やっぱり最終日ということを意識してくれているのだろう。「今日は、やたら来るな・・・」と思っていると授業中のディスカッションでも、周りの生徒もやたら絡んでくる。少しありがたい気と同時に少しだけ寂しくも感じた。
授業の最終には皆で記念撮影をして、皆でハグしたりしながら「さよなら」をした。
幾人かとメールアドレスの交換もして、4月に日本で会う約束もした。本当に会うのだろうか・・・と思いながらもやり取りを続けようと思い、海外の人とこの場だけでは無い、やり取りが出来るのもこんな旅ならではなんだろうと実感していた。
何人かに「今日夜クラブに行こうよ」というようなありがたい誘いを受けたが、この日はホストファミリーと約束をしていた。
前談からあるようにとても親切な人で「最終日はお寿司を買ってくるから家で皆で食べよう」と言ってくれていたからである。
とは言ってもクラブなども少し行きたい気持ちもあった。しかし、この日だけは今まで親切にして貰ったホストファミリーとゆっくり過ごそうと思っていた。
家に帰り、お寿司を買ってきてもらい準備をするとそのお寿司にびっくり。。。
サーモンを焼いたものが乗っておりその上にたっぷりマヨネーズがかかっており、この説明だけだとなんとなく「普通じゃん」と思われそうだが、全てが押し寿司のように固まっている。
もう一つはカリフォルニアロールのようなロールの巻き寿司だが、真中にマグロが入っており、上にサーモンが乗っている。これがお寿司???私は戸惑いながらも食べてみると、とても美味しい。味付けがとてもスパイシーになっており、辛さを感じるぐらいでもあるが、焼いたサーモンととてもあう。
また、マグロ・サーモンの巻き寿司も2つの味をいっぺんに食べているようでお得感もあれば、こちらも意外とあってておいしい。
食事も終えて、いつものようにおじさんとタバコを吸うと、いつも以上に話をしてきてくれて、「短いな~。明日は天気が良いと思うから延長するか?」とか「日本に帰っても忙しいんだろう?」とか。
タバコを吸った後、リビングにTVを見に2人で戻るが、次のCMでまた「タバコに行こう」と言ってくれて、次は「今でも2年も前にホームステイに来た人と連絡を取り合っているんだ。お前もそうならなきゃいけない。」と。
さすがに別れが寂しくなってきた、部屋に戻るとおばさんもいたので、出来る限りの英語力で感謝の気持ちを伝えたが、この時程、英語力の無さを悔いた事がこの旅の中では無かった。
そして、「私は大学入学から家元を離れて一人暮らしばかりしていたから、今回の旅が久しぶりに家族と過ごしたような気分だった。」と伝えたら、相手のおばさんは私が大学の時に父親と母親が離婚をしたと受け取り、とても私に申し訳なさそうな顔をした・・・私は自分の不甲斐なさにある意味泣きそうになった。
その後に皆で写真を数枚とったが、この日はホストファミリーと過ごす夜の中で一番皆が遅くまで起きていた。
次の日は朝が早かったので、「もう行くね」と一声だけかけて、家を出た。
いつも通っていた道を見るのが妙に寂しくなって家の写真・家の前の道・家の通りを示す看板の写真、を一人で撮って岐路についた。
この旅は最初こそ、つらいと感じたが、最終的にはとても満足できた。
一番の良さは異国の文化に体で触れられた事。また、時間が出来たらホストファミリーの家を訪ねようと思う。
終わり。