サーフィン情報

サンディエゴの海岸線にはたくさんのサーフポイントがあります。世界的に有名なポイントもあれば、ローカルサーファーだけが知る隠れスポットまでさまざま。サンディエゴではサーフィンは特別なものではなく、日常の楽しみです。気取らないサーフタウンを楽しんでください。

サンディエゴ近辺の波とビーチの様子

spring春 3月〜5月
3月くらいまでは、天候が不安定で雨の降る日もある。風がでる日がやや多く、朝や夕方がサーフィンには適している。暖かい日も次第に多くなり、真夏のように暑い日も。波が安定していて暖かい日を狙ってサーフィンを始めるにはいい時期。


summer夏 6月〜8月
水温が高くなり、ほとんどがスプリングを着て、水着とラッシュガードだけでもサーフィンできる日も多くなる。波は腰から肩程度、低め。6月中旬から学校の夏休みが始まり、キッズサーファーが海に繰り出す時期。アメリカ内、海外からの観光客でもにぎわう。日中の強い日差しや、混雑をさけることもあり、早朝(10時前)夕方(5時以降)のサーフィンがお勧め。夕方は日没が7時を過ぎるようになり、日が落ちてもしばらくは明るいので、かなり遅くまでできる。太陽で温まった水温は朝よりずっと高めで心地よい。


Fall秋 9月〜11月
まだまだ気温、水温とも高く、天気、波とも最も安定する時期。夏休みが終わり、人も減ってきて、サーフィンには最高のコンディション。夕方のサーフィンは夏と同様に楽しめる。10月中旬までは、真夏のような日が多いが、強烈だった太陽の日差しにやわらかさを感じるようになる。11月後半からは、ブーツ姿も少しずつ見られる。波のサイズは、腰から肩程度の日が多い。


winter冬 12月〜2月
水は冷たく感じられるようになり、ブーツは履いていた方が無難。それでも12月までは暖かいと感じる日が多く、1月にはいるとぐっと寒さが厳しくなる。雨の降る日も多くなり、サーファーの数も少なくなる。頭を越すような大きな波の日が続くことも多い。年に数回の10feetくらいの大波がやってくるのもこの時期で、上級サーファーにはうれしい季節。潮の流れがきつく、荒れ模様の日には初心者には危険。


サンディエゴの水温とお勧めウエットスーツ

water_temp_suit

日本ではカリフォルニアの水は夏でも冷たいといわれているようで、訪れる方に「水が冷たくて、サーフィンはつらいのでは?」と聞かれることが多いです。泳ぐのにはそう感じるかもしれませんが、サーフィンでは適切なスーツを着ていれば快適に過ごせます。冬の着替え時の寒さについていえば、陽が出ていれば身体をあたためてくれるくらい暖かいですから、凍えながらということがありません。個人によって感じ方が異なりますが、表ではやや寒がりの日本人をモデルとしてお勧めのウエットスーツを表示しています。一般的にアメリカ人は寒さに強いようで、日本人がスーツを着ないと寒いくらいの時でも水着で入っている姿をよくみます。現地のサーフショップで勧められるスーツのタイプが自分にあっているかはよく検討した方がいいようです。

ウエットスーツについて

ウエットスーツを着る理由

もちろん、寒さから身体を守るわけで、ウエットスーツの色が黒いのはその理由からです。大体サーファーというのは、裸が好きですね。波や風を直接感じられるし、パドルするときに腕がスムーズに動くとか。それはそうですね、私も納得です。が、ここサンディエゴでは、水温の関係で真夏以外は水着だけでは難しいです。また、スーツを着ていると身体を怪我から守るということと、強い日差しを避ける、もしもの時に身体が浮く、、、などという安心感もあります。

初めての方に、一言

ほとんどのスーツが、ジッパーが後ろです。スーツの下には、大体の人が水着をつけています。別に着なくてもいいのですが、保温に役に立ちますし、水温が低い時はそれだけでも違います。ビーチで着替えるときにも着ていた方が楽です。

ウエットスーツ基本情報

goods-016– スーツの厚さの種類
スーツには袖口などに、その生地の厚さがmmで表示されています。写真の 3:2 と書かれているのは、胴体の部分が3mmで腕の部分が2mmということです。腕の部分は動かし易い様に薄くなっています。サンディエゴでは4mmまでがほとんどで、日本のように5mmというのは珍しいです。

2up1– スーツのつくりによる違い
ジッパー部分 – 写真左は、背中の部分が1枚です。右の写真はジッパーの内側にもう1枚の布があります。これは水が入ってこないように作られたもので、あると暖かさも違い冬場にはおすすめです。

2up2– 縫い目
写真左はスーツの縫い目が糸ですが、右はゴムでコーティングされています。コーティングされている方が、水の浸入を防ぎ寒さから守ってくれます。

ウエットスーツの選び方

サンディエゴで1年中サーフィンするなら、2種類持つことをお勧めします。フルスーツとスプリングまたはシーガル。寒がりな人は、ほぼ1年中フルスーツでも問題ありません。
フルスーツの種類ですが、冬にやることを考えれば4mmでジッパー部分に布がついているものをお勧めします。寒いときはやらないという人ならば、3mmのフルスーツで中にラッシュガードを着ればたいていの時期には対応できます。

価格と品質

価格と品質はほぼ比例していると思われます。スポーツ店や大型販売店などで低価格で売られているものは当たりはずれがあります。夏に着る薄手のスプリングなどはいいかもしれませんが、防寒機能や着心地などを考えた場合には、サーフショップで売られているブランドの物が安心です。保温性が高く、機能が優れていればいるほど値段も上がってきますので、自分にはどこまで必要なのかと予算との兼ね合いです。安くていいものを買うには、アウトレットにいったり、ワンシーズン前のものをセールで手に入れることです。
価格は
フルスーツ $120〜$350
シーガル・スプリング $60〜$150

買うときには

必ず試着して、身体にぴったりのものを選ぶことです。ゆるめだと首や手首などから水が入ってきて寒い思いをします。また腕がスムーズにまわるかどうかもポイントです。

スーツと一緒に用意するもの

rashguardnew2ラッシュガード
伸縮性のあるナイロンでできていて、半そで、長袖があります。ウエットスーツの内側に着ると暖かいです。夏はラッシュガードと水着だけでサーフィンできます。この場合、保温以外に日焼けから肌を守ったり、サーフボードのワックスが肌や水着に着くのを防ぐのに役立ちます。 
$20〜$35

goods-020ブーツ
サンディエゴでは、だいたいのサーファーが12月になるとブーツを履きはじめます。だんだん寒くなると、いつも水の中に浸かっている足から冷たくなって、長い時間海にいられなくなります。そんなとき、ブーツの威力は大きいです。岩場などでは足を守ってくれるので、ハワイのように岩場のスポットに行くときにもあると安心です。 
$30〜$60

日焼け止め

suncareサンディエゴの陽射しはとても強いので、曇っていても日焼け止めは十分に塗っておくべきです。水に入っても流れにくいサーフィン用のものがこちらのサーフショップでは主流です。

サーフボード、ウエットスーツ レンタル

tiedownほとんどのメインのサーフスポット近くのサーフショップでボードとスーツはレンタルできますが、いきたいビーチ近くに希望のレンタルをしてくれるところがあるのかは調べていった方がいいです。ビーチまでレンタルしたボードを持って歩いていける場合と、車が必要な場合があります。遠くない距離(高速道路を使わない)であれば、車の屋根にタオルをひいてストラップを2本しっかりかける方法で小型の車でもロングボードの移動ができます。

料金は ボード1日$20〜$30。スーツ $10 程度です。借りるときに、デポジットのためにクレジットカードが必要なところが多いです。
Sanamihana レンタルボード、ウエットスーツ

持ち物の保管場所

goods-015サンディエゴは治安がいいのですが、ビーチでは盗難の被害にあわないよう気をつけてください。ビーチにロッカーなどの貴重品を入れておく設備はありません。基本的には、貴重品は持たないようにし、車の中に置く場合は、外からみえないように服などで隠しておくのが安全です。鍵はウエットスーツについているポケットに入れるか、首からさげて海にはいることをお勧めします。

トイレ、シャワー

delmar-011メインのビーチには公衆のレストルーム(トイレ)があり、たいがいは清潔で、古いものもあれば、新しくとてもきれいなところもあります。日本のものより広々していて、着替えもできます。夏の混雑時にはペーパーがきれていたりすることもあります。ごく一部のところでは、安全の為にドアがなかったり、鍵がないところもあります。シャワーもたいがいのビーチには設置されています。

着替え

goods-024着替えはレストルームでできますが、ビーチで着替える人も多く、夏はすぐ乾くので水着の上から着られるものを用意していると便利です。写真は、着替えポンチョという商品。身体全体をすっぽり包んでくれるので駐車場やビーチでも楽に着替えができますし、体を温めてくれるので少し寒い日の着替えなども快適です。BOXを用意し中に立って着替えると、ウエットスーツに砂がつかず、洗うときにも楽です。シャワーのないところでは、ペットボトルなどに水をいれて持っていき、身体にあびせたり、ボードの海水を流すのに使います。