12/31 授業&カウントダウン(In Convoy st)
今年最後の日。でも通常通り授業に行く。なんとなく日本との違いを感じていた。
授業中もトピックスは今日何をするか?を互いに聞きまくるという事でいっぱいだった。私は特に予定は無かったのでホストファミリーとゆっくり過ごそうと考えていたが、何人かが「今日飲み行こう」「パーティー行こう」という話を開始した。
そんな中、午後の授業はビジネス誌を見るため、アメリカの銀行が倒産した話や、アメリカの経済は以前下降中のハズ、とか、家の差し押さえ、とか暗い話ばかりをしていた…
ほんとに年末最後の日だとは、まったく感じない…
授業を終えて外に出ると生徒で溢れていた、皆「どうする?どうする?」みたいな話をしてて、何人かのブラジル人グループは「L.Aまで泊まりで行く!」と楽しそうに話していた。すこしうらやましくも感じたが、私はアジア人同士、というか韓国人の中に私一人日本人(結局、初日にバスで話しかけてきてくれた韓国人と一番仲良くなっていた)でConvoyストリートという韓国&日本レストランが多い通りに行くことにした。
初めてという事もあり、少し楽しみでもあり、完全なアメリカンフード&メキシカンフードばかりを食べていたせいもあり、アジアンフードも食べたいと思っていた時なのでうれしかった。
夜の8:30頃に店に集合して料理を食べだすが、韓国人の皆は酒が大好きのようで、とても強い酒「Sojyu」という度数が20度ぐらいある酒をいっぱい飲みだした。このお酒が辛めの鍋と良く合ってうまい!皆の挑発もあったが私も勝手に日本代表ぐらいの気になり、そこそこ飲むと一気に酔いが回ってきたのでギリギリのところでビールに変えた。
その後、店をバーみたいなところに移してカウントダウン!大きなニューヨークの映像を見ながらカウントダウンと少しかっこよさげだと思っていたが、実際サンディエゴとニューヨークは時差があり、店に入った時にはニューヨークのカウントダウンは終わっていた・・・
しかし、TVはサンディエゴ時間でのカウントダウンも行い、5・4・3・2・1とカウントダウンが出来た。あまりカウントダウンに興味がある訳ではないが、1点心残りでもあったのが、周囲(私の周辺含め、店全体)が全て韓国人ばかりだったので、アメリカ気分は半減した… たぶん韓国でカウントダウンしても同じだろう…
1/1 爆睡&Sea World
この日はホストファミリーとシーワールドに行く約束をしていた。
ただ、前の日の帰りが遅かったため、起きたのが11:00ぐらい。急いで仕度をして出かけた。
言っていなかったがサンディエゴの人は、サンディエゴSea World とサンディエゴZooをやたら押す。なんとなく誇りのように勧められるので行かなきゃと思ってはいたが、私のハードルは勝手に上がっていた。
到着してまずチケットを買うが、$69/ 日(恐らく、同じ値段で年間パスも買える。私のホストファミリーは年間パスも持っている)、正直「高っ!!」と感じた。と同時にまた私の楽しみラインのハードルは上がった。
その後にまずシャチのショーを見た。子供を交えながら感動的なフィナーレととてもアメリカ的だと感じながら、ある程度は満足した。後にこのショーがネイビープレゼンツという事を聞き、あっそれでこのフィナーレかと更に感じた。
その後にアシカのショーを見たが、いまいち…
この辺りから、ひょっとしてSea world って…と思い出した。
次にサメを見たが、ひいき目に見ても沖縄の「ちゅら海」水族館の方がでかいサメがいたなぁ~と思ってしまった。この頃になるとどちらかというと自分の心が否定をする方に動いていた。。。
しかし、その後にBeluga(ホワイトいるか)を見た。これは初めて見た生き物でしかも大き目のが3匹もいた。これは一気に巻き返しを図るぐらい感動した。
ちょうどいい気分になり、他にそんなに見たいものも無かったので短い時間だったが3時間程度で帰る事にした。
帰る途中の車の中で日差しの強さにサングラスを掛けようとすると、サングラスが無い!記憶を辿ると考えられるのは、最初のシャチのショーで落としたより他に無い。
結果的には自分の不注意だが高い入場料を払ってそこそこのイベント、しかしサングラスを無くした、という事でシーワールドの印象はあまり良くないままだった。
家に帰った後も昨日の飲み疲れで眠く、この日も早く寝た。
この位の期間を過ぎるとホストファミリーとも打ち解けてきて、家でもだいぶ気が抜けるようになってきていた。
ただ、英語力の上達を強くは感じられていなかった。
1/2 San Diego Zoo & Colonado & Chinese Restaurantこの日は、サンディエゴに住んでいる友達夫婦と遊びに行く約束をしていた。
これといってプランは無かったが友達夫婦も行った事が無いというZooには行こうという事になっていた。
何より、久しぶりに気兼ねなく、いっぱい日本語を話せると思い楽しみだった。
朝の11:00ぐらいに友達が家まで来るまで迎えに来て、早速Zooに向かった。
チケットの値段は覚えていないが前日のシーワールドよりは確実に安かった事は記憶している。早速入ってマップを見るが、とにかくデカイ!面倒臭がりな私と友達は迷うこと無く全体の3/4程度をカバーするというバスツアーでまずは回る事にした。
バスは2階建て式で私たちは2階に乗った。
まず感じた事は日本に比べ動物の種類が多く、なにより動物と距離が近いと感じた。なんとなく日本よりも柵が低く感じられたためである。また、動物も日本の動物よりも活動的に動いていたように感じた。
かなり様々な動物がいて楽しめたが、一番笑えたのが「犬」が展示されていた事だった。日本の柴犬のような犬が4匹程檻の中にてかわいそうながらも笑ってしまった。
バスを降りた後はバスで加味できなかったエリアへ向かったが一番興味深かったのが「パンダ」だ。上野動物園で見た事はあったが、いつも寝てて、私の記憶だとガラス張りの奥にいるのを見た事を記憶していた。
しかし、この動物園は柵が低いため目の前(3m先ぐらい)でパンダがバリバリ笹を食べている光景が見る事が出来て感動した。
その後もいくつか様々な動物を見たが興味深い動物が多く、「ここは一回行って見た方がいいんじゃない」と皆に勧められるぐらい良いと感じた。
次に友達と相談してColonado(コロナド)というエリアに向かった。
コロナドは島になっているところで殆どがネイビーの敷地orもともとはネイビーの基地と聞いた。
行ってみると町並みがとても綺麗で住んでみたいと思わせるぐらいの場所であり、各所に昔のアメリカを思わせる古い店(喫茶店)などがあり、とても趣がある。
海にもとても近く、優雅でゆっくり時間が流れている気がした。一番驚いたのが海辺に面した家々だ。数億はしそうな綺麗な家で殆どの家が柵が低くリビングを生みに向けて開放している光景をみて、安全な場所などいう事を実感すると共に、小市民な私は少し嫉妬さえ感じてしまった… ただ、とにかく住んでみたいと思わせる家々ばかりで驚かされた。
そして、このエリアで有名なホテル、“ホテル・デル・コロナド”に行った。
このホテルは1,888年に造られ、世界中の有名人が宿泊したという由緒あるホテルらしい。その割には、エントランス内にも自由に入る事が出来るため、ホテル自体が博物館のような感じであった。また、このホテルはとても古い木造の建物で釘が一本も使われていないらしい。そのせいもあり、ところどころ絨毯の下できしむ音がする所があるが、それも趣きがあって良い。建築、建造物が好きな人にもお勧めだ。
その後は、久しぶりに中華を食べたいという私の意見もあり、中華レストランに行った。
外国の中華はあまりおいしくないというイメージがあるが、意外とおいしい。しかし、アメリカだけあって量がかなり多い。
ココだけでは無いが、基本的に量が多い!これを見ていると太っている人が多いことにも納得する。
この日は、まる一日日本語ばかり使って少し罪悪感がありながらも、ホッとした一日で、ぐっすり眠ることが出来た。
1/3 フリーマーケット& Foot ball Game ( San Diego チャージャーズ)
この日は特に何の予定も無い。
そんな話を朝ご飯でワッフルを食べながらホストファミリーと話していたら、フリーマーケットに連れて行ってもらう事になった。
場所はいまいち把握できていないが、とにかく広い、表現が適切か分からないが東京ドームの半分ぐらいはありそうだ…
また、更に驚いたのが、人が使った中古では無く、新品を店を露店で出店するかの如く、かなりの店が新品を売っている。私は日本でフリーマーケットに行った事が無いので、それがあたり前なのかどうかも判断が出来ないが、新品なのにとにかく安い。
アウトレットに行った時に値段に驚いたが、ココは比較にならない程安い。私のホストファミリーが靴下・帽子を買っていたが(どちらも変ではない)、靴下は5足セットで$6、帽子は$2だった。
私は特に欲しいものが無かったのと、結構早く全体を回ってしまったので、何も買わなかったが、日本でいろいろなものを買うのがバカらしくなった。
その後は、夕飯の食材を買うためにスーパーに寄り、家に帰ったが帰りの車でふと感じた事に人影が少ない。ホストファミリーに聞いてみると「今日はフットボールの試合があるからね」と。そして、何人かの男性のアメリカ人に聞いた事を思い出した。「アメリカ人はバスケットボールは好きな人、嫌いな人がいる。ベースボールもそうだ。但し、フットボールは皆が好きだ!」しかも、フットボールは一年間を通してやっているものでは無く、11月頃から1月ぐらいまでしかやっていないらしい。しかも、この日はサンディエゴのチームであるチャーヂャーズの試合という事もあり、この日の昼下がりには町はかなり静まりかえっていた。
私も家に帰り、ホストファミリーと一緒にゲームを見たが、いまいちルールが分からない事もあって、途中で寝てしまった。最終的には勝ったらしく、皆大変喜んでいたので、分かち合えないが、それに越した事は無いと一人で思っていた。
その後にちょっとした事故が起きた。
夕飯にイタリアンを作っている途中で「オウ!シッット!」という大きな声が聞こえた。キッチンに行くと、ホストファミリーのおじさんがパスタを茹でたお湯を自分の足にこぼしてしまっていた(大量では無いが、そこそこの量)。おじさんは直ぐに靴下を脱いでバスタブに向かって冷やしていたが尋常じゃない程、痛そうであった。
私も何年か前にカップラーメンを足にこぼして、足の一部が大やけどを追って3日ぐらい苦労した事を思い出した。
私も「何かしてあげなきゃ」と思い、足を冷やすための氷を準備したりしたが、その後におじさんの足を見ると一気に腫れ上がってきていた。
かなり痛そうであるので、私の経験を話し、「早く病院に行くべきだ」と強く言ったが「今、病院に行っても夜中まで費やすから明日にする」と言って聞かない。仕方が無いから「何か出来る事は無いか」と聞くと、近所のリキュールショップに行って欲しいというので、薬かぁと思い、私は店に着いたら携帯に電話をするから、店の人に事情を説明して欲しいものを伝えてくれ、と言い残して家をでた。
店について、電話をすると店の人が何故かとてもアルコール度数の強い酒を私に渡す。???私の頭は混乱したが、とりあえず買って帰ると、それをソーダで割って飲み出した。
私が「は???」と聞くと、かなり足が痛そうな顔をして「今日は病院に行けないからこれ飲んで痛みを忘れる」と言った。
アメリカ人の本気でクレイジーなところと真剣に前向き過ぎるところを目の当たりにして、逆に笑ってしまった。
その後のおじさんは、苦痛で顔を歪める事が多々ありながらも、酔っ払っているため、急に笑い出したりと、心配するのがアホらしく思えるほど、おもしろい光景であった。
この日は、なんとかおじさんを寝かして、私も寝た。
とても貴重な体験をしたなぁと思いながら、ぐっすり眠った。
続く、、、、